ロマン

競馬記者注目の外国人騎手を一挙公開!特徴と競馬予想における注意点まとめ!

この記事では、主な外国人騎手のそれぞれの特徴に加え、来日できる条件、馬券の狙い時をご紹介します!

「外国人買っておけば当たるでしょ!」
「外国人ボックス買っておこう」

という言葉が最近は競馬ファンの間で飛び交っています。
「外国人騎手」とひとくくりにするのは魅力が半減してもったいないですし、外国人騎手だからと言って闇雲に馬券を買うのは実は危険だったりもします。
今回は、そういった外国人騎手のレースでの特徴や、日本のレースで外国人騎手を買うときの条件について具体的なデータを含め説明していきます!
「外国人騎手についてもっと知りたい!」
そんな方はぜひ最後まで読んでみてくださいね!

注目の外国人騎手5選


ここからは今、僕が注目する外国人騎手を5人紹介します!
それぞれの騎手の特徴を知れば、今以上に競馬を見る楽しみが増し、馬券の収支もアップするはず!?
なおこちらではJRA所属の日本の騎手も、出身が外国の場合は紹介させていただいています。

C.ルメール

  • 年間最多勝利数記録保持者!
  • 先行策が多く安定した成績が魅力
  • 決して人気馬ばかりでない!

フランス出身で、たった2人しかいない外国人のJRA所属騎手の一人!
2018年には年間215勝を挙げ、それまでの年間最多勝利記録だった武豊騎手の212勝を超えました。
今JRAで最も勢いのある騎手でしょう!

騎乗スタイルとしては、スッと好位置につけることがうまく、4コーナーで5番手以内にいる確率は55%。
これは他のリーディング上位騎手(2018年のトップ10)の平均が50%であることと比較しても、明かに前にいる可能性が高いことがわかります!
セパレートコースではない競馬のレースは、後ろにいる馬ほど外を回って前の馬を交わすことが大事になってきます。
そのため外を回る分の距離ロスが生じてしまうため、基本的には前にいる方が有利になる傾向にあります!
また前にいるほど、直線で前が壁になってうまく追えなかったり、スローペースで展開が不向き、とレースで不利になる可能性が減ります。
ルメール騎手のレースではロスや不利が少ないことが、確かな勝利へとつながっている
と考えられます。

2005年の有馬記念では先行策で圧倒的人気のディープインパクトを封じ込めました。
それまで追い込み馬として走ってきたハーツクライがいきなり道中は3番手にいて、多くのファンは「え?!」と目を疑ったと思いますが、結果的にそれが大金星へとつながったと言われています!

【注目のレース】2005年有馬記念 ハーツクライ

「たくさん勝ってる理由は、いい馬ばかりに乗ってるからなのでは?」と思ったそこのあなた!
実はそんなことないんです!
2018年単勝10倍以上で3勝をあげていますが、全てGⅠ級のレースでした!
(JBCスプリントのグレイスフルリープ(12,0倍)、菊花賞のフィエールマン(14,5倍)、安田記念のモズアスコット(15,7倍))
実力的には評価されていない馬でも、しっかり結果を残るのがやはりトップジョッキーたるゆえんでしょう。

鈴木ショータ
鈴木ショータ
自身のコンディションを整えるのがうまく、常にリラックスをしているジョッキーだと感じています。
人気馬で大敗などしたら落ち込んでしまうものですが、次のレースには気持ちをリセットできているようです!
家族をとても大切にしており、口取り式などにもご家族が参加していることがあるので、ぜひ注目してみてください!
とてもほっこりしますよ^^

M.デムーロ

  • たった2人しかいないJRA所属の外国人騎手
  • 大舞台にめっぽう強い
  • 一発を狙える「内枠」で買い

イタリア出身で、たった2人しかいない外国人のJRA所属騎手の一人です!
上記のC.ルメール騎手と同様に2015年にJRAの試験に合格しました。
2018年は153勝とC.ルメール騎手には及ばないものの3位(115勝)を大きく引き離しリーディング2位!

ここぞという大舞台での活躍が目立つ騎手で、重賞競走などでは特に注目しといて損はないです!
通常の単勝回収率は77%と平均的ですが、重賞競走になると94%と上昇!
むしろ重賞予想ではデムーロ騎手が勝つか勝たないかをじっくり考えれば回収率100%も夢でないかも!!?

腹をくくって一発を狙う度胸と勝負強さがあり、内枠での成績が非常に良いです。
芝での枠順別成績を見てみると、1枠は単勝回収率104%、複勝回収率106%!!
2018年の場合は、芝の1枠のデムーロ騎手を買ってればプラス収支になっていたということです!(もっと早く気づけば良かった。泣)
ちなみに2枠でも単勝回収率は99%あるので、やはり「内枠のM.デムーロ騎手は買い!」という格言をここに作っておきたいと思います。

【注目のレース】2010年有馬記念 ヴィクトワールピサ

2010年の有馬記念では1番枠のヴィクトワールピサで強敵ブエナビスタを破りましたね!
その注目のレースがこちらです!

鈴木ショータ
鈴木ショータ
2012年天皇賞秋を制しウイニングランでは天皇・皇后に対して最敬礼をしたのが名シーン!
「心は日本人なんだなぁ」と感動します!
「幸運を呼び込む」としてテントウムシが好きなようで、いろんな場面にテントウムシのイラストがあるので競馬場で注目して見てみてください!

C.デムーロ

  • M.デムーロ騎手の弟
  • 19歳でイタリアリーディング
  • 地方でも重賞勝ち

イタリア出身でM.デムーロ騎手の弟です。
年齢は13歳も離れています!
日本では、中央競馬だけではなく地方競馬でも短期免許を取得していたこともあります!
外国人騎手はダートに慣れていないことも多いと言われていますが、ダート実績も十分です。
ワイルドフラッパーでエンプレス杯、サンビスタでTCK女王盃なども制しています!

【注目のレース】2013年桜花賞 アユサン

2013年の桜花賞では兄M.デムーロ騎手(レッドオーヴァル)との叩き合いを制し見事にGⅠ勝利を飾っています。
デビュー3年目の19歳の時に初めてイタリアのリーディングジョッキーとなり、早くしてその素質を開花させています!

鈴木ショータ
鈴木ショータ
1992年生まれと若くゲーム世代ということもあり、競馬ゲームも堪能しているようです!
以前コメントで「京都コースはゲームで何度も乗って勝ってます」というのがあり、その研究熱心さと切り口に驚きました!笑

R.ムーア

  • 競馬一家の出身
  • 衝撃を与えたエリザベス女王杯
  • 常に冷静でクール

イギリス国籍のトップジョッキーで父は調教師、弟も騎手という競馬一家。
常に冷静沈着なイメージで、大レースを制しても派手なガッツポーズをすることがほとんどありません。
淡々と勝っていく姿はまさに職人と言えるでしょう!

ウィナーズサークルでファンにサインをしているムーア騎手を激写!

【注目のレース】2010年エリザベス女王杯 スノーフェアリー

日本での実績も十分!
特に衝撃的だったのが2010年のエリザベス女王杯です!
独特のフォームで力強く馬が伸びる姿に多くのファンが驚きと感動を覚えました。
スノーフェアリーとのコンビで2010年、2011年のエリザベス女王杯を連覇したのが日本競馬ファンに与えた最初の衝撃でしょう。

鈴木ショータ
鈴木ショータ
クールなジョッキーですが日本競馬ファンへのファンサービスでもそれは表われていて、とにかくサインを書くスピードが早いです!
そのため少ない時間しかなくても多くのファンにサインが行き渡るので、ぜひウィナーズサークルでその姿を見に行ってみてください!

J.モレイラ

  • 愛称はマジックマン
  • 脅威の勝率
  • 距離延長馬に騎乗したら買い

ブラジル出身で香港競馬所属の騎手。
その技術の高さと圧倒的な勝利から、香港では「マジックマン」と呼ばれています。

2018年のJRAでの成績は勝率35%!!
これはリーディング1位のC.ルメール騎手の27.8%をはるかにしのぐ数字です!
単勝回収率は100%もあるので、ファンが思っているよりも技術が高いと考えて良いでしょう!

個人的には折り合いをつけるのがとても上手だと感じています。
少し力んでる馬でもそういった素振りを見せずにうまく抑え込めているように思います。
馬は前走から距離が延びたときに前走よりも遅いペースで走ることを嫌がり、それをなだめるのに騎手は苦労するのですが、モレイラ騎手の場合は勝率41%、単勝回収率126%とさらに成績が跳ね上がります!

【注目のレース】2018年エリザベス女王杯 リスグラシュー

上記の勝率が光ったのがリスグラシューで制した2018年のエリザベス女王杯です。
リスグラシューは、少し力む癖があり調教でもそういった面があると言われていました。
さらに今回はペースを緩めて進めなければいけない中距離戦。
「これは厳しいだろう!」と予想していましたが、見事な勝利に脱帽するのみでした。
「距離延長馬のモレイラ騎手は買い!!」という格言を自分への戒めも込みで作っておきます(笑)。

鈴木ショータ
鈴木ショータ
「4コーナーで先頭」という競馬でもゴールまで先頭で走らせてしまうという、まさに「神業」な騎乗が特徴的です。
また2018年はJRA騎手への試験は落ちてしまいましたがJRA所属騎手になるために前向きな姿勢は見せているので今後も目が離せません!

通年免許と短期免許の違い


日本で騎乗する外国人騎手には通年免許と短期免許の2パターンが存在します!
来日できる騎手の条件を知っておくと、「外国人騎手は買い!」と言いたくなってしまう理由がわかるかも…!!

通年免許(JRA所属)とは?

通年免許を持つ騎手一覧
  • C.ルメール
  • M.デムーロ

通年免許とはJRAに所属し、他の日本人騎手と全く同じように通年日本で騎乗することができる免許です!
2014年から導入されたシステムで、2019年現在はC.ルメール騎手とM.デムーロ騎手の2人だけです。
試験では日本語で話すスキルも要求されるので、かなり大変かと思われます!
日本競馬は週の土日しか開催がなく、賞金も高くレベルも高いため、それでも受験したい外国人騎手は多いようです。

短期免許とは?

短期免許を持つ騎手一覧
  • J.モレイラ
  • C.デムーロ
  • R.ムーア
  • O.マーフィ
  • V.シュミノ
  • F.ミナリク
  • H.ボウマン
  • D.バルジュ
  • A.シュタルケ
  • W.ビュイック etc…

短期免許とは基本的には年間で3ヶ月だけ日本で騎乗できる免許です。
ただしそのハードルはかなり高く、母国での成績がトップレベルでないといけません。
短期免許に必要なリーディング順位の条件は以下の通りです。
(リーディングとは勝利数ランキングのことです!)

短期免許で必要な母国でのリーディング順位条件
  • 北米:5位以内
  • 英仏:5位以内
  • アイルランド、豪州:3位以内

※上記条件を満たしていなくても特定のビッグレースで2勝以上している場合も可能。

つまり日本に来ている外国人騎手は、ある程度の腕がある前提なのです!
ですから「外国人騎手を買ってれば当たる」というのはある意味間違いではないのかもしれません。

「外国人騎手」と一括りにまとめてしまうのはもったいないです。
それぞれの個性や出身、エピソードを知ればより競馬を見るのが楽しくなります!
もちろん、馬券の役にも立つでしょう!
個人的にはミナリク騎手のエピソードが気に入っています!

今回初めて短期免許を取得したミナリク騎手が、日本で乗らなくてはいけない理由とは……(平松さとし) – 個人 – Yahoo!ニュース

ぶっちゃけ日本人騎手よりも強いの?


成績だけを見れば外国人騎手が日本人騎手を圧倒しています!

2018年の成績では日本人騎手の勝率が6.3%に対して、外国人騎手は22.5%でした。
特にその活躍が目立ったのが11月11日のエリザベス女王杯当日の京都競馬場でした。
なんと~11レースで外国人騎手が勝利!!
最終の12レースでもモレイラ騎手が勝ちそうなところを藤岡佑介騎手が勝利し、なんとか全勝は免れました。

「沢山勝っている外国人騎手は、オッズが人気になるから馬券的には儲からないのでは?」という疑問がわいてきますが
単勝回収率を見ても、日本人騎手が70%なのに対して外国人騎手は84%と数字的にも上
「ファンが思っている以上に外国人騎手が強い」というのが現状と言えます。

とは言っても、今後も外国人騎手が勝ち続けると決まったわけではありません。
上手い外国人騎手だけが来日することによって、レースレベルが向上し、日本人騎手の技術も上がると考えられるからです。

世界的な名手を目の前で見ることによって、若手騎手などには大きな刺激になり勉強にもなるはずで、日本競馬全体のレベルが高まってきそうです。

外国人騎手は芝のレースがオススメです!


「外国人騎手は黙って買い」と考える人が多いと言われていますが、僕は、「外国人騎手は「芝」なら黙って買い」と考えています!

なぜなら外国人騎手のほとんどは母国で芝のレースを主体に乗っているからです!
そのため不慣れなダートよりも芝の方が成績が良くなるのは当然と言えば当然ですよね!

2018年の外国人騎手の成績は、芝は348勝で勝率24.4%で単勝回収率は90%。
ダートでは195勝で勝率19.7%で単勝回収率76%。

数字的にも芝の方が得意なことがわかります!

もっと細かく見れば、1枠や7,8枠など内か外か、という極端な枠の成績も良いんです!
海外のレースではスローペースで馬群が密集することが多く、内を回っても馬群を捌く技術がより必要とされています。
そのため、1枠の成績が良いと考えられます。
また、海外のレースはスローペースでしっかりと折り合う技術も求められます。
仮に7〜8枠になって前に馬を置けず馬が力んだとしても、しっかり制御する技術が必要とされているため、7〜8枠の成績が良いのだと考えています。

まとめ

  • 外国人騎手それぞれの個性を知れば競馬がより楽しくなる!
  • 日本に来日しているのはトップレベルの騎手だけ!
  • 馬券は芝のレースが買い!

いかがだったでしょうか?!
「外国人騎手」とひとえに言っても奥は深いんです!

競馬初心者の方は、通年免許でJRAのレースに乗っているC.ルメール騎手とM.デムーロ騎手を覚えると良いかと思います!
両騎手とも所属は関西ですが関東のレースに出走する機会もたくさんあるので、競馬場に行ったら頻繁に目にすることができます。
短期免許の騎手も一度の来日で何勝も挙げるので、馬券を買う人は嫌でも覚えるでしょう(笑)。
名前を覚えたら、ネットで検索してみるのもオススメです。
その騎手の経歴を知ると、より応援したい気持ちや見る楽しみが倍増すると思います!
ただ「競馬はギャンブルあるのみ!」という方は、とりあえず芝のレースで買うように心がけると馬券的には貢献してくれることでしょう!

競馬は「馬7:人3」という格言があるように、騎手も重要な役割を担っています!
今回はひとつに「外国人騎手」という大きなくくりで紹介しましたが、一人一人の騎手を覚えていけばより競馬を見るのが楽しくなることでしょう。

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